2020年9月23日 医療高齢化社会
2019年4月、医薬品や医療機器の費用対効果を評価し、価格の調整に反映させる「費用対効果評価制度」が本格導入された。欧州から広がった「医療技術評価(HTA)」の特徴は、患者に対する効果や安全性に加え、「社会的価値」があるかどうかを評価する点にある。 医療費が次第に国家財政を圧迫するようになっている現在、このままでは日本が世界に誇る「国民皆保険」が破綻しかねないという懸念もある。医療技術評価によって、効率的かつ公平な医療はどのように実現されていくのだろうか?