介護で尿失禁の世話をする場合、おむつを取り替える必要があるかを定期的に確かめなければならない。しかし、もしおむつに尿漏れセンサを取り付け、おむつの状態をセンシングできたらどうだろう。介護者の負担軽減になるだけでなく、介護される人にとっても、何度もおむつを確認される不快感を軽減できるはずだ。
センサを活用するには電源の問題が不可欠になるが、いま、身の回りに存在する極めて小さなエネルギーを取り出して電力に変換する「エナジーハーベスト(環境発電)」が、その問題を克服しようとしている。バッテリレスによるセンシング、モニタリングは、IoTをどのように変革していくのだろうか。