2020年2月4日 気候食
地球温暖化の対策が世界的に必要なことは、もちろん論を俟たない。しかしその対策が、いま危機の叫ばれる食糧問題に悪影響を与えかねないとしたら――。 ある環境システム工学の専門家は、“食料安全保障に配慮せずに温室効果ガス削減策を実施した場合、2050年には飢餓リスク人口が7,800万人も多くなる”という推計を出した。 温室効果ガス削減は「しない方がいい」ということになってしまうのだろうか?