2019年5月10日 伝統食
「和食」のユネスコ文化遺産登録を今更取り上げるまでもなく、日本食がヘルシーな食文化として海外で高く評価されていることは周知の事実。しかし、当の日本における実状はどうだろうか?
『英国一家、日本を食べる』著者のマイケル・ブース氏は、「日本料理の独自性」として数世紀にわたる伝統継承やバラエティ豊富な地域性を賞すると同時に、急速に進行する「食の工業化」や、食材の外見にこだわる消費者のあり方に警鐘を鳴らす。