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テングザルが奏でる“声の個性” 霊長類学×工学で見えてくる動物たちの社会

2025年9月11日


ユニークな大きな鼻で、動物園でもひときわ存在感を放つテングザル。実はその鼻が、声の響きや個性に深く関わっている可能性があるという。大阪大学・立命館大学・京都大学らの研究チームは、動物園での観察と霊長類学的な知見、さらに機械工学の分析手法を組み合わせ、この不思議な霊長類の声の秘密を解き明かそうとしている。動物の特徴的な形態がどのように進化し、行動やコミュニケーションと結びついてきたのか。その謎を探る研究は、進化の過程を知るだけでなく、人間社会における声や個性のあり方を考える手がかりともなり得る。

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