京急電鉄の発車時に聞こえる独特な音をご存知だろうか? 京急の一部の電車では、車体が動き出すのに合わせて「ドレミファ」のような音階がプラットフォームに大きく響くのだ。
実はこの音の正体は電車のモーターの駆動音。モーターには動きを制御するためのインバータが取り付けられている。一部車両で使われているインバータは、利用客の不快感を減らすため、駆動音が音階を鳴らすようにメーカーが調整したのだそうだ(通称「ドレミファインバータ」)。
この京急をお手本に京都の理系学生たちが開発したのが、アイドルグループのヒット曲をモーターの駆動音で奏でる「メロディーインバータ」だった。