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四国に伝わる「血糖値を下げるイモ」の効果メカニズムを解明! 新たな機能性食品に期待

2023年4月6日


四国に伝わる「血糖値を下げるイモ」の効果メカニズムを解明! 新たな機能性食品に期待

立命館大学生命科学部の向英里教授らの研究チームは、ブラジル原産の白甘藷(シロカンショ)である「カイアポイモ」が四国の一部の地域で糖尿病の民間治療薬として用いられてきたことに着目。研究の結果、カイアポイモが食後血糖値上昇を抑制することを明らかにした。健常動物への効果や、血糖値を制御する複数の成分が確認されたことにより、今後の糖尿病発症の予防にもつながることが期待されている。

立命館大学 生命科学部 向英里教授

向英里

京都府立大学農学部を卒業後、より生体機能について研究したいと考え、京都大学大学院人間環境学研究科修士課程、同大学院医学研究科博士課程に進学し、博士(医学)を取得。ポスドク研究員などを経て、千葉大学大学院医学研究院の講師に着任。2016年度より立命館大学生命科学部准教授に着任し、2022年度より現職に就任。大学院時代より、膵臓β細胞の研究を専門に、糖尿病の障害メカニズムの解明および治療の可能性について研究している。

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