2019年5月29日 健康
いまや130万人を超える男性介護者。イクメンならぬ「ケアメン」という言葉も生まれ、その存在は確実に認知されつつある。平成30年度の高齢社会白書によれば介護者の34%が男性だ。
しかし専門家によれば、男性介護者には「家事が苦手」「SOSを出せず問題を一人で抱え込む」という男性特有の課題があるという。2005年に京都で起きて大きく報道された介護殺人事件でも、同様の背景があったと指摘される。
彼らが家庭の外に「居場所」を持つための支援が、喫緊の課題だ。