2021年、パンデミックによる世界規模の分断により、私たちの日常――仕事、健康、経済活動など、すべてにおいて混乱が生じた。閉塞的な暮らしの中でより存在感を増し、大きく変化しているジャンルの一つが「食」ではないだろうか。
ライフスタイルの変化により、いっそう浮き彫りになった食の社会課題。そして、ステイホーム生活が続いたことで見えてきた、食の新たな可能性。本特集では、それらについて横断的な視点で探っていきたい。
パンデミックを経験した私たちはこの変化をどう捉え、今後、食べることにどう向き合っていくべきなのか。「食体験のアップデート」と題し、三つのコンテンツを展開する。